熊本高3いじめ自殺再調査 両親の求めで県、実施へ

 熊本県北部の県立高3年の女子生徒=当時(17)=が昨年、いじめを受けたことをほのめかす遺書を記して自殺した問題で、県は21日、事実関係を再調査すると発表した。女子生徒の両親が、県教育委員会側がまとめた調査報告書の一部を不十分とし、蒲島郁夫知事に再調査を求めていた。

 県教委の第三者委員会は今年3月、女子生徒に対するいじめを認定する報告書をまとめた。両親は、いじめと自殺の因果関係も認めたこの報告書を評価しつつも、教員の対応について詳細な事実認定がなく、再発防止策が具体的でないとしていた。


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