コーチ体罰常態化、兵庫・市尼高 バレー部監督の隠蔽も認定

兵庫県尼崎市立尼崎高の体罰問題で謝罪する稲村和美市長(右から3人目)ら=21日午後、尼崎市

 兵庫県尼崎市立尼崎高の男子バレーボール部コーチの男性臨時講師(28)が部員を平手打ちしてけがを負わせた問題で、市教育委員会は21日、部員のうち半数近い15人から、過去にボールをぶつけられたり投げ飛ばされたりする体罰を受けたとの訴えがあったと発表した。市教委は暴力が常態化していたとみている。監督の男性教諭(51)による隠蔽も認定した。

 体罰の訴えは、市教委が実施したアンケートの回答で寄せられた。コーチは「自分に自信がなく、監督の言うことにしか従ってくれなかった」と釈明した。


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