囲碁の仲邑初段、国際戦デビュー 中国強豪に敗北

夢百合杯世界囲碁オープン戦の統合予選で、中国の王晨星五段(左)と対局する仲邑菫初段=21日、北京(共同)

 【北京共同】囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(10)が21日、中国・北京で開かれた夢百合杯世界囲碁オープン戦の統合予選で国際戦でのデビュー戦に臨み、中国の強豪、王晨星五段(27)に敗れた。今回の敗北で本戦出場はなくなったが、「世界で戦える棋士」に向け、今後も武者修行を積む予定だ。

 同予選は日本棋院では非公式戦扱いとなる。仲邑初段は、今後も中国で経験を積みたいかと問われ、照れ笑いを浮かべながらうなずいた。

 対局した王五段は女性の国際棋戦で優勝経験もある。日本の新星に対する中国側の関心も高く、対局には本会場とは別にインターネット中継される“特別室”が準備された。


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