妻との接触禁止撤回認めず ゴーン被告側特別抗告棄却

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された事件で、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は、妻キャロルさんとの接触を禁じた保釈条件の撤回を求めた弁護団の特別抗告を棄却する決定をした。20日付。

 東京地裁は4月25日にゴーン被告の再保釈を決定した際、海外渡航の禁止や携帯電話の使用制限などに加え、裁判所の許可なくキャロルさんと接触することを禁じた。

 弁護団は弁護士が立ち会うなどの条件で面会を許可するよう求めたが、退けられた。その後、地裁に準抗告したが棄却され、特別抗告していた。


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