細川たかしが新曲と弟子披露 尺八得意な16歳

細川たかし(左)と弟子の彩青=東京都内

 歌手の細川たかしの新曲「冬嵐」と、新弟子彩青のデビュー発表イベントが東京都内で開かれた。細川は「弟子に食わせてもらって、左うちわで暮らしていく。俺の将来安泰です」とまな弟子の活躍に期待を寄せた。

 彩青は北海道岩見沢市出身の16歳。11歳で弟子入りし、津軽三味線と尺八の演奏もできる。デビュー曲の「銀次郎 旅がらす」でも、イントロで尺八を演奏する。

 歌唱後の彩青は「間違えずに歌えました」とにっこり。「元気で明るい股旅演歌です。歌を聞いた皆さんが元気に、笑顔になっていただけるような歌手になりたい」と目標を語った。

 プロ野球楽天などで監督を務め、細川と交流がある野村克也さんも駆け付けた。「子どもの頃は歌手志望だったのでうらやましい。道のりは険しいが、頑張ってくださいよ」と激励した。

 「歌詞を間違えずに歌えるかどうか。前回出した歌は、テレビで4回歌って一度も成功していない」と自虐的に語っていた細川も新曲を披露。ノーミスで歌い上げると、「期待に沿えず、すみません。今回は覚えやすい歌を作ってもらった」と屈託なく笑った。


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