ローマ字も「姓・名」順に表記を 文科相、改めて通知へ

 柴山昌彦文部科学相は21日の閣議後記者会見で、日本人の氏名をローマ字で表記する際、国内外で一般的とされる「名・姓」の順番ではなく、日本語表記と同様に「姓・名」の順にするよう、政府機関や都道府県などに改めて要請する考えを明らかにした。文化庁が近く通知を出す。

 文化庁によると、国語審議会が2000年、「言語や文化の多様性を意識し、生かしていくべきだ。ローマ字表記においても姓・名の順が望ましい」との答申を出した。文化庁も当時、政府機関や都道府県、国公私立大、新聞放送出版業界に対応を要請した。

 文科省のホームページでも、今後は姓・名の順に変更する。


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