箱根山、活発な火山活動続く 噴石の飛散に警戒

 気象庁は20日、神奈川県の箱根山について、活発な火山活動が続いているとの見解を明らかにした。「火口周辺警報」を継続し、噴火警戒レベルは2の「火口周辺規制」を維持する。引き続き大涌谷周辺の想定火口域内では飛散する大きな噴石に警戒が必要になる。

 気象庁によると、芦ノ湖西岸や駒ケ岳付近を震源とする火山性地震は18日に43回、19日に74回、20日は午後3時現在で4回と推移している。想定火口域では活発な噴気活動が続いている。

 20日は箱根山火山防災協議会が開かれ、気象庁の担当者は噴火警戒レベルの2が今後少なくとも1カ月は続くとの見通しを明らかにした。


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