「ゲーム障害」を依存症に分類へ WHO、年次総会で採択予定

人気のオンライン対戦ゲームをプレーする人たち=2018年、パリ(ゲッティ=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)年次総会が20日、ジュネーブの国連欧州本部で開幕した。オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を新たな依存症として加えた「国際疾病分類」最新版が28日までの会期中に採択される予定だ。

 スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、ゲーム依存は世界各地で問題化。WHOでは国際的な標準となる病気の分類に盛り込むことで、診断例が増えて研究が進み、治療法確立へ寄与すると期待している。総会ではこのほか、世界規模で流行するはしかなどの感染症対策も議題になる。


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