米、ファーウェイ制裁猶予か 国内への影響を考慮

中国広東省東莞にあるファーウェイの工場=3月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権が今月発表した中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の製品を米市場から事実上排除する制裁措置の発動が一定期間、猶予される可能性が出てきた。ロイター通信が17日、米商務省の報道担当者の話として伝えた。

 既にファーウェイ製品を使用している企業や個人への影響を考慮し、90日間の猶予期間を設けることを検討しているという。

 米国内では人口の少ない地域でインターネットや携帯電話関連の設備にファーウェイ製品が使用されている。商務省の報道担当者は、猶予は「既存の設備の運用を妨げないようにするため」と説明した。


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