幻冬舎社長、ツイートで謝罪 実売数公表、作家らが批判

 幻冬舎の見城徹社長は18日までに、文庫本の出版取りやめを巡って同社と主張が対立していた作家の本の実売部数を、ツイッターで公表する異例の投稿をしたことを謝罪した。多くの作家らから批判の声が上がり、ツイートは既に削除された。

 文庫本を出す予定だったのは作家の津原泰水さんで、ツイッターで幻冬舎の「日本国紀」を批判したため今年初めに出版中止を通告されたと主張。一方、同社は「事実に反する」と反論していた。その流れの中で見城社長は16日、「実売××でした」(原文では××は実数)などと単行本の刊行時の部数を挙げてツイートした。

 実売部数を公表しないのが慣例とされる。


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