元豪首相ロバート・ホーク氏死去 APEC設立に重要役割

オーストラリア・シドニーでのビールのイベントに登場したロバート・ホーク元首相=2017年4月(ゲッティ=共同)

 ロバート・ホーク氏(元オーストラリア首相)オーストラリアのメディアによると16日、シドニーの自宅で死去、89歳。

 ボブの愛称で親しまれ、カリスマ的な人気を誇った。アジア太平洋経済協力会議(APEC)の設立に重要な役割を果たしたほか、豪ドルを変動相場制に移行させ、国内経済の改革に寄与した。

 1929年、サウスオーストラリア州ボーダータウン生まれ。ウエスタンオーストラリア大卒業後、英オックスフォード大に留学。80年に政界入りし、労働党の下院議員。83年3月の総選挙に先立ち、労働党党首となり大勝後、首相に就任。91年に辞任した。

 ビール好きでも知られる。


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