安倍首相、平和条約へ協力要請 ロ与党幹部「展望開ける」

 安倍晋三首相は16日、ロシアの政権与党「統一ロシア」のトルチャク総評議会書記と官邸で面会し、北方領土問題を含む平和条約の締結交渉に関して協力を要請した。トルチャク氏は「展望は開けていくだろう」と述べた。同席した自民党の林幹雄幹事長代理が明らかにした。

 首相は「平和条約締結を目指して取り組むので、よろしく。トップ間の交流も、政党間の交流も大事だ」と強調。6月に20カ国・地域(G20)首脳会合のため来日するプーチン大統領との会談を楽しみにしていると伝えた。

 トルチャク氏は「首脳間が順調に行っているから、政党間交流も進む」と応じた。


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