フィリピン、駐カナダ大使を召還 「大量のごみを輸出し撤去せず」

 【マニラ共同】フィリピンのロクシン外相は16日、同国の駐カナダ大使や外交官を召還したと明らかにした。5、6年前にカナダからコンテナに入ったプラスチック製などの大量のごみが輸出され、フィリピン政府は投棄目的とみて激怒し再三撤去を求めていたが、カナダ側が対処しなかったためという。

 ロクシン氏は「ごみが運び出されるまで、カナダ駐在の外交団の規模は縮小したままにする」と怒りをあらわにした。

 2013〜14年、プラスチック製のボトルや大人向けおむつなどのごみが入ったコンテナ103個がカナダから運ばれた。コンテナの一部は今も首都マニラの港などに置かれたままだという。


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