米政権、華為との取引禁止 中国のハイテク本丸に打撃

中国広東省深セン市の華為技術本社(共同)

 【ワシントン、北京共同】中国商務省の高峰報道官は16日の記者会見で、トランプ米政権が打ち出した華為技術(ファーウェイ)の製品使用を禁止するなどの措置に対し、安全保障を「保護貿易の道具にすべきではない」と批判した。「必要な措置を取り、中国企業の合法的な権利を守る」とも述べ、中国の発展戦略を左右するハイテク産業に対し国を挙げて守るという意志を鮮明にした。

 米中は高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムや人工知能(AI)など、最先端技術を巡って激しい主導権争いを展開。米国は本丸であるファーウェイを、米市場から排除し徹底的に打撃を与える構え。


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