重過失失火容疑で書類送検、京都 祇園火災で料理店板前

 京都・祇園で昨年5月、日本料理店「千花」などが燃えた火災で、京都府警東山署は16日、ガスバーナーでダクトを掃除したことで火が建物に燃え移ったとして、重過失失火の疑いで、当時千花で板前をしていた男性(30)=京都市東山区=を書類送検した。

 火元になった千花は、格付け本「ミシュランガイド」で9年連続三つ星を獲得していた有名店。現在は別の場所で営業を再開している。

 送検容疑は昨年5月12日午後、東山区の同店1階の調理場でガスバーナーを用いてダクトを掃除し、建物に火を燃え移らせて木造2階建ての一部約60平方メートルを焼き、付近の住宅など6棟に類焼させた疑い。


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