組踊300周年祝う式典、沖縄 本土復帰47年

沖縄伝統の音楽劇「組踊」の上演300周年記念事業の開幕式典で、公開された「執心鐘入」=15日午後、沖縄県浦添市

 1972年の沖縄の本土復帰から47年を迎えた15日、沖縄伝統の音楽劇「組踊」の上演300周年記念事業の開幕式典が沖縄県浦添市で開かれた。組踊は本土復帰と同時に国の重要無形文化財に指定された。玉城デニー知事は式典で「長きにわたり受け継がれてきた県民の宝だ。400年に向けて県内外に魅力を発信していく」と述べた。

 組踊は琉球王国の「踊奉行」だった玉城朝薫が中国皇帝の使者をもてなすために創作し、1719年に首里城で上演されたのが始まり。優雅な音楽に乗せ、鮮やかな衣装でせりふ、所作、舞踊を繰り広げる。

 事業は12月までで、11月には首里城での上演を予定している。


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