米ロ軍縮、中国取り込み難航必至 枠組み構築に意欲も

14日、ロシア南部ソチで、記者会見の際に握手するラブロフ外相(右)とポンペオ米国務長官(タス=共同)

 【ワシントン共同】ロシアを訪問したポンペオ米国務長官は14日、ラブロフ外相との共同記者会見で、中国を巻き込んだ形での新たな軍縮の枠組み構築に意欲を示した。米ロ間の中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄したトランプ米政権は、軍備増強を進める中国を取り込んだ軍縮の枠組みを唱えているが、難航は必至だ。

 ポンペオ氏は、2021年2月に期限を迎える米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長協議を進めるのに加え「中国も関与することが大事だという考えでは一致できたと思う」と述べた。近く米ロで詳細を議論するという。


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