WHO、認知症予防で新たな指針 2050年に患者1・5億人も

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は14日、世界的に増加している認知症の予防のための新たな指針を公表した。運動の習慣や健康的な食事、禁煙が重要だとしている。各国が適切な対策を取らない場合、世界の認知症患者が2050年には1億5200万人に達する恐れがあるとしている。

 WHOによると、認知症患者は世界に推計5千万人おり、毎年約1千万人が新たに発症している。

 指針は12項目から成り、特に効果的な予防策として定期的な運動、禁煙を挙げた。65歳以上の高齢者では1週間に少なくとも150分の中程度の有酸素運動が望ましいとしている。


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