竹内さん、米エドガー賞逃す 日系人作家ヒラハラさんも

 【ニューヨーク共同】米ミステリー界で最も権威あるエドガー賞の今年の受賞者が25日、ニューヨークで発表され、評論・評伝部門で候補となっていた北海道大大学院の竹内康浩教授(53)=米文学=の「マークX 誰がハック・フィンの父親を殺したか」は受賞を逃した。

 ペーパーバック・オリジナル部門の候補だった日系米国人作家ナオミ・ヒラハラさん(56)の「ヒロシマ・ボーイ」も受賞しなかった。

 竹内さんの作品は2015年の日本語の著作「謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』」を基に英語で書き下ろした。小説の細部を読み解き、作家マーク・トウェインの知られていない一面に迫った。


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