岡山の豪雨被災地に復興ヒマワリ 倉敷真備「大輪咲かせて」

西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町地区の公園で、「はるかのひまわり」の種を植える住民ら=26日午前

 西日本豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町地区の住民らが26日、早期復興を願い、阪神大震災で犠牲になった女の子にちなんだヒマワリ「はるかのひまわり」の種を地区内の公園に植えた。

 豪雨被災者の支援に組むボランティア団体「岡山支援まびHouse」の代表山下きくみさん(51)が神戸市のNPO法人から約5千粒を譲り受け、希望者などに配布。この日は公園の花壇を管理する地元緑化協会とともに、うち一部を植えた。

 参加した宮本愛さん(37)は自宅が全壊してみなし仮設で暮らす。「公園の花は豪雨で全部なくなってしまったけど、夏に大輪を咲かせて戻してほしい」と話した。


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