観光庁、メールで海外の安否確認 7月に新システム導入

 観光庁は7月から、海外ツアー中の日本人を対象に、現地で災害やテロなどが起きた際の安否をメールで確認する新システムを導入する。ツアーの申し込み時にアドレスを旅行会社経由で登録してもらい、非常時にはメールを一斉に送信。迅速に確認できるよう回答は一覧表示されるようにして、国内の家族にも自動で送る仕組みとする。

 近年は若者らの海外旅行離れがみられ、背景の一つとして治安への懸念が指摘されている。万が一の際の安否確認を容易にすることで、家族の安心も含めて、海外旅行をしやすい環境整備につなげたい考えだ。


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