尼崎JR脱線事故の風化防止願う ろうそくをともし追悼行事

尼崎JR脱線事故の犠牲者の鎮魂と風化防止を願い、現場マンション前に浮かび上がった「2005・4・25 わすれない」の文字=24日夜、兵庫県尼崎市(代表撮影)

 乗客106人と運転士が死亡した2005年の尼崎JR脱線事故から25日で14年になるのを前に、列車が衝突した兵庫県尼崎市のマンションを含む現場一帯に整備された慰霊施設「祈りの杜」で24日、遺族らが犠牲者の鎮魂と風化防止を願い、ろうそくをともす追悼行事を開いた。

 ろうそくの追悼行事は今年で5回目。マンション前で約600個を「2005・4・25 わすれない」の文字に並べた。柔らかいオレンジ色の炎がゆらめき、遺族や負傷者がシャボン玉を飛ばして亡くなった人を悼んだ。


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