日産、2度目の下方修正 米不振、19年3月期予想

日産自動車のロゴマーク

 日産自動車は24日、2019年3月期の連結純利益予想を従来の4100億円から3190億円に、売上高を11兆6千億円から11兆5740億円にそれぞれ引き下げると発表した。主力の米国市場での販売不振が響いた。業績予想の下方修正は、2月に続き2度目。純利益は前期比で57%減となる。会社法違反の罪などで起訴された前会長のカルロス・ゴーン被告の事件でブランド力が傷む中、収益力強化が喫緊の課題となる。

 日産が米国事業の不振などを理由に業績予想を引き下げた2月以降も販売の落ち込みに歯止めがかからず、18年度の世界販売台数の見通しを560万台から551万6千台に下げた。


  • LINEで送る