執刀医は専門医資格を更新せず 埼玉の病院、報酬誤請求で報告書

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記者会見する第三者委=23日午後、埼玉県草加市

 埼玉県の草加市立病院が、保険適用の基準を満たさない腹腔鏡手術を開腹手術として診療報酬請求していた問題で、病院が設置した第三者委員会は23日、最終報告書を公表し、執刀した男性医師(49)=退職=が2011年10月以降、専門医の資格を更新していなかったと明らかにした。「手術による直接の健康被害はない」としている。

 第三者委によると、請求に誤りがあったのは08年以降に実施した子宮がんや卵巣がんの腹腔鏡手術95件。1件を除き同じ非常勤の男性医師が担当していた。保険適用には産婦人科専門医の資格などが必要だが、満たしていなかった。病院も施設基準を満たしていなかった。