認知症巡り「官民協議会」設立式 都内で当事者ら100団体

日本認知症官民協議会を構成する団体・機関の関係者ら=22日午後、厚労省

 認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会にするため、政府や当事者団体、経済団体など約100の団体・機関でつくる「日本認知症官民協議会」が22日、東京都内で設立式を開いた。協議会の下にテーマごとのワーキンググループを設けて具体的な課題を議論し、施策や民間の取り組みに反映させたい考え。

 根本匠厚生労働相は「認知症バリアフリーの取り組みを日本中、世界中で進めていけるようご協力願いたい」とあいさつした。協議会に参加する日本認知症本人ワーキンググループ(東京)の代表理事の藤田和子さん(57)は昨年まとめた「認知症とともに生きる希望宣言」を紹介した。


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