東京原油が一時今年最高値 イラン産禁輸に反応

 週明け22日午前の東京商品取引所で中東産原油の先物が値上がりした。指標価格は一時1キロリットル当たり前週末比530円高の4万8千円を付けて今年の取引時間中の最高値を更新し、約5カ月ぶりの水準に値上がりした。10連休中のガソリン小売価格も上がる可能性が出てきた。

 トランプ米政権がイラン産原油の禁輸から日本などを除外した猶予措置を撤廃する方針を固めたと報じられ、先物価格が上がった。市場では、日本の石油元売り大手などがイラン以外から比較的高い価格で原油を調達するとの予想が出ている。

 東商取の指標は現在、今年9月に決済期限を迎える先物で、中心限月と呼ばれる。


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