北朝鮮、「経済強国」の道遠く ロシア接近、背景に食料難も

平壌市内の大型百貨店を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が経済建設に総力を集中するとの新たな戦略路線を打ち出して20日で1年がたった。しかし非核化を巡る米朝交渉は難航し、制裁解除の見通しは立たないまま。ロシアへの接近の背景には、深刻化する食料事情など経済難があるとの見方が多い。

 「自力更生、自給自足を掛け声に奇跡的勝利を生み続ける参加者らの愛国の熱意で沸き立った」。20日付の党機関紙、労働新聞は平壌をはじめ全国各地で19日に「自力更生」を訴える市民集会が開かれたと報じた。


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