秋田のまんが美術館で改装前祝い 5月オープン、原画収蔵数日本一

5月1日のリニューアルオープン前に、市民向けのプレオープンで展示を見る人たち=20日午後、秋田県の横手市増田まんが美術館

 秋田県の横手市増田まんが美術館で20日、5月1日のリニューアルオープンを記念した式典が開催された。同館は故手塚治虫さんら179人の原画約22万枚を収蔵し、日本一の枚数を誇る。同市出身で「釣りキチ三平」の作者矢口高雄さんや日本漫画家協会理事長の里中満智子さんらが改装を祝った。

 名誉館長の矢口さんが「悲しみやスリル、恋など面白い要素を組み合わせて発展した日本の漫画が、世界の注目を浴びている」とあいさつ。来賓の佐竹敬久知事は「日本の漫画文化の象徴になる」と話した。

 1995年開館。生涯学習施設の一部を使っていたが、2017年からの改修で全館を美術館とした。


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