「睡眠ビジネス」が続々登場 従業員の業務効率向上も

松屋銀座の着心地を確かめられるベッド付きの試着室=3月、東京都中央区

 「睡眠負債」という言葉が流行するなど、良質な睡眠への関心が急速に高まっている。商機とみた百貨店は寝具売り場を拡充し、仮眠を取れる飲食店も登場。従業員の睡眠を支援し、業務効率の向上につなげようとする企業のユニークな取り組みにも注目が集まる。

 百貨店では、比較的高級な寝具を充実させる店舗が目立つ。松屋銀座は2月から女性用パジャマなど1100点以上をそろえた売り場を開設。試着室にはベッドを用意し、寝心地も試せる。

 そごう横浜店も寝具売り場に注力する。旅先にも持ち運べる携帯マットなどへの関心が高く、快眠につながるヨガのイベントも3月に開催した。


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