横浜・川崎駅1〜5m浸水と想定 神奈川県が高潮シミュレーション

 神奈川県は19日、水害対策強化のため、県東部の東京湾沿岸部において、想定し得る最大規模の台風による高潮で浸水が想定される区域を公表した。繁華街では横浜駅西口付近で1メートル、JR川崎駅付近は最大で5メートルとなっている。

 都道府県に高潮浸水想定区域の公表を求めている改正水防法に基づく措置。台風の中心気圧を1934年の室戸台風、半径と移動速度は59年の伊勢湾台風と同規模でシミュレーションした。

 浸水が想定されるのは、東京湾に面している横浜、川崎、横須賀、三浦の4市で、面積は計68・6平方キロ。水深はJR川崎駅北口周辺の5メートルが最大となった。


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