北海道・夕張の石炭博物館で火災 模擬坑道から煙、けが人なし

白煙を上げる北海道夕張市石炭博物館の模擬坑道=19日午前8時46分

 18日午後11時45分ごろ、北海道夕張市高松の市石炭博物館で、施設内の模擬坑道から煙が出ているのを職員が発見し、119番した。坑道内に煙が充満しており、地元消防が消火活動に当たった。けが人は確認されていない。

 道警などによると、模擬坑道は実際に石炭を採掘していた坑道を見学用に整備した施設。18日午後4時半ごろまで溶接を含む補修作業を行っていたといい、火災との関連を調べている。

 博物館のホームページによると、館は夕張市の基幹産業だった炭鉱の歴史について紹介している。冬期休館中で、27日に営業再開を控えていた。


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