「寺院守ってくれてありがとう」 パリの消防隊員たたえ式典

18日、パリで開かれたノートルダム寺院火災の消火活動で活躍した消防隊員らをたたえる式典。イダルゴ市長(左から2人目)らが出席した(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】パリのノートルダム寺院(大聖堂)の火災で、懸命な消火活動で寺院の貴重な文化財を救出、鐘楼などへの延焼を食い止めたパリ市の消防隊員らの活躍をたたえる式典が18日、パリ市庁舎前の広場で開かれた。「勇敢さに感動した」「寺院を守ってくれてありがとう」。謝意を伝えようと数百人の市民らが会場に駆け付けた。

 火災では約500人の隊員が活動に参加。式典で、消防隊の代表者らが登壇し紹介されると、広場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 パリのイダルゴ市長は「命を危険にさらし、私たちの一部(である寺院)を救ってくれた」と隊員らをたたえ、寺院再生への希望を訴えた。


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