陸自、長期航海に「水陸機動団」 海自と連携強化図る

 湯浅悟郎陸上幕僚長は18日の定例記者会見で、南シナ海やインド洋に派遣される海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」に、離島防衛の専門部隊「水陸機動団」の隊員約30人を乗艦させると明らかにした。海自の長期航海に水陸機動団が参加するのは初めて。

 湯浅氏は、海自との連携強化が目的として「長期間の洋上での生活に必要なノウハウなどを構築したい」と説明した。

 いずもは30日から7月10日にかけて派遣され、ベトナムやフィリピン、シンガポールなどに寄港する予定。湯浅氏は「寄港予定地の陸軍や海兵隊との相互理解の増進、信頼関係の強化を図る」と述べた。


  • LINEで送る