両陛下、伊勢神宮の内宮も参拝 「親謁の儀」、退位報告終了

伊勢神宮の参拝を終え、近鉄宇治山田駅前に集まった人たちに手を振られる天皇、皇后両陛下=18日午後、三重県伊勢市(代表撮影)

 三重県伊勢市を訪れている天皇、皇后両陛下は18日午後、天皇陛下の退位を報告するため、皇室の祖神とされる天照大神を祭る伊勢神宮の内宮を参拝された。陛下の退位に関連した儀式の一つ「親謁の儀」で、午前は外宮を参拝した。

 陛下はモーニング姿で、神職のおはらいを受けた後、正殿に歩いて進み、玉串をささげて拝礼した。2人の侍従が皇居から携えてきた「三種の神器」の剣と璽(勾玉)をそれぞれ持ち、陛下の前後を歩いた。

 陛下に続き、白いロングドレス姿の皇后さまも同様に拝礼した。伊勢神宮では両陛下の長女黒田清子さんが祭主を務めており、外宮に続いて内宮でも拝礼を見届けた。


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