五輪選考の男女差不当と申し立て リオ代表自転車選手、仲裁機構に

与那嶺恵理選手

 日本自転車競技連盟が定めたロードレース女子の2020年東京五輪代表の選考基準を巡り、16年リオデジャネイロ五輪女子代表の与那嶺恵理選手が基準の男女差を不当として見直しを求め、日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てたことが17日、関係者への取材で分かった。

 日本連盟の公表資料によると、男子は国際自転車連合(UCI)のワールドツアーなどのレース獲得ポイントに基づき代表が決まり、女子は対象レースが絞られる上に順位を重視して代表が決まる。選考期間も女子の方が短い。日本連盟は「男子と女子は選手やレースの数が異なるため、選考基準の統一は考えていない」と説明している。


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