三井住友銀65歳に定年延長検討 来年1月導入、メガバンク初

三井住友(奥)らメガバンクの看板=東京都内

 三井住友銀行が正社員の定年について、現行の60歳から65歳への延長を検討していることが16日、分かった。定年延長となればメガバンクでは初めて。管理職への登用といった人事制度も見直しており、賃金体系や評価基準を改めて給与に差をつける。来年1月の導入を目指し、労働組合に制度変更を提案した。

 少子高齢化や異業種の参入などの経営課題に対応するため、高齢の社員の専門知識を生かせるようにする。定年延長に伴い、51〜60歳の給与の落ち込み幅を緩やかにして、社員の働く意欲の維持に努める。


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