中高の英語力、目標到達は4割 政府計画届かず、地域差も

中高生の英語力

 文部科学省は16日、全国の公立中学・高校に通う生徒の英語力を見た2018年度の英語教育実施状況調査の結果を公表した。中3で「英検3級程度以上」の力がある生徒は前年度より1・9ポイント増の42・6%、高3で「英検準2級程度以上」は0・9ポイント増の40・2%だった。いずれも上昇傾向にあるものの、前年度までと同様に政府が計画上の目標とする50%には届かなかった。

 文科省の担当者は「目標を達成している都道府県もあるが、地域差が大きい。優れた取り組みや共通する課題を分析し、広く周知していくことで底上げを図りたい」としている。

 調査は18年12月に実施した。


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