2019年4月16日 05:53 | 無料公開
【ワシントン共同】米財務省は15日、過激派組織「イスラム国」(IS)の資金調達を担ったとして、イラクやベルギー、ケニアなどを拠点とする男女7人と両替業者1社を独自の制裁対象に指定したと発表した。大半が、テロ資金のマネーロンダリング(資金洗浄)や国境を越えた資金移動を担当するISの財務グループ「ラウィネットワーク」のメンバーだという。
財務省高官は声明で「ラウィネットワークは欧州やアフリカ、中東で正規の銀行取引を迂回してテロ資金を移動させてきた」と指摘し、世界各地でISの資金源を断つ考えを強調した。