2019年4月16日 03:23 | 無料公開
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)で15日、域内で2030年以降販売される新車の二酸化炭素(CO2)排出量を21年目標と比べ、乗用車で37・5%、ワゴン車で31%削減する法令が成立した。加盟国で構成する閣僚理事会が同日、法案を承認し、立法手続きを事実上終えた。法令は来月発効の見通し。
法令は中間目標として、25年から両車種のCO2を15%削減することも規定。メーカー側は電気自動車(EV)などCO2の出ない車の普及を急ぐ。
ただ欧州自動車工業会(本部ブリュッセル)は、37%超の大幅な排出削減は現在の技術水準からみて「非現実的」だと訴えている。