青森脱線「置き石の可能性低い」 安全委が調査開始

 青森県の弘南鉄道大鰐線で14日夜に走行中の列車が脱線した事故で、運輸安全委員会の調査官2人が15日、現地で調査を始めた。調査官は、置き石などの可能性は低いとの見方を示した。

 運輸安全委員会の西本正人鉄道事故調査官(51)は、進行方向左側のレールの内側に車輪がこすれた跡があったとして、「左カーブの途中で右側に脱線したと考えられる」と説明した。今後も運転士への聞き取りなどを通して原因を調査する。

 同鉄道によると、昨年7月の定期検査の際は、線路に異常はなかったという。成田敏常務(60)は「大きな事故を起こし申し訳ない」と謝罪した。


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