青森の大玉サクランボ、初出荷へ 新品種ジュノハート、山形も開発

青森県などが開発したサクランボの新品種「ジュノハート」。右は「佐藤錦」(りんご研究所県南果樹部提供)

 青森県は今年、500円玉よりも大きいサクランボの新品種「ジュノハート」を初出荷する。サクランボは贈答品が主力のため高級感をアピールし、果物店だけでなくブライダルや宝飾業界へ売り込む考えだ。国内生産量日本一の山形県も2023年ごろに大玉の新品種を売り出すことにしている。

 ジュノハートの特徴は大きさと、名前の由来にもなったハート形。サクランボは大きさによって6段階に分かれるが、ブランドを保つため一番大きい4Lと3Lのみを選別して市場に出す。糖度も約20%と甘みが強い。

 青森県では南部町などでサクランボ栽培が行われているが、全国的な知名度は低い。


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