骨髄バンク、個人情報紛失 提供候補者の氏名や病歴

 日本骨髄バンクは12日、骨髄などを提供する候補者の氏名や住所、病歴などが記載された書類をコーディネーターが紛失したと発表した。厚生労働省で記者会見した小寺良尚理事長は「関係者の方々にご迷惑、ご心配をお掛けした」と謝罪した。外部への漏えいは確認されていない。

 このコーディネーターは、自宅周辺の候補者の支援業務をバンクから委託されていた。書類を3月26日から自宅で保管していたが、4月8日に紛失に気付いた。

 外部に持ち出された形跡はなく、誤ってシュレッダーで処分された可能性があるという。バンクは候補者に謝罪の上、提供に向けた調整を続けている。


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