19年度予算、27日に成立 与党、緊急上程の方針

参院予算委で答弁する根本厚労相=26日午後

 参院予算委員会は27日、一般会計総額101兆4571億円と過去最大の2019年度予算案を採決する。金子原二郎委員長(自民党)が26日の理事会で、職権で決めた。与党は安倍晋三首相らが出席する締めくくり質疑を経て、可決する方針だ。同日の参院本会議に緊急上程し、成立させる。

 後半国会は、幼児教育・保育を無償化する子ども・子育て支援法改正案や、親の体罰を禁止する児童虐待防止法改正案などが焦点。夏の参院選に向けて与野党対立が激しくなりそうだ。

 根本厚生労働相は26日の予算委で、統計不正の再発防止策に関し「先頭に立ち、速やかにガバナンス改革に着手したい」と強調した。


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