IR基本方針、今夏をめどに公表 自治体の誘致本格化

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、巨大ホテルと国際会議場などの併設を必須とする施設要件が26日に閣議決定されたことで、政府は、立地区域の選定に関する基本方針の策定を急ぐ。今夏をめどに国土交通相が公表の見通しで、自治体の誘致活動が本格化することになる。

 基本方針は、自治体の整備計画の評価基準を提示。経済効果や観光振興、ギャンブル依存症対策といった項目が並ぶと予想される。自治体の準備状況を踏まえ、誘致の申請期限も盛り込む。

 自治体は公募で選んだ事業者と共同で整備計画を国に申請。国交相は基本方針に沿って計画を評価し、最大3カ所の立地区域を決める。


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