トヨタ、土壌分析で農業効率化 三重・鈴鹿市の水田で実証実験

 トヨタ自動車は26日、農地の土壌成分を迅速に分析し、農業の効率化を支援する実証実験を同日始めたと発表した。水はけの良さやマグネシウムなどの養分量を測定し、栽培に適した農作物を助言したり土壌改良を提案したりする。三重県鈴鹿市の水田で12月まで採算性などを検証する。実験を他地域に広げることも視野に入れる。

 小型カメラやライトを備えた測定機器を地表から10〜15センチ下に差し込んでトラクターでけん引し、GPSと連動して地点ごとの土壌の成分や保水性を地図に表示する。

 トヨタは社会貢献が会社の持続的な成長につながるとして農業支援に取り組んでいる。


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