中仏、米の単独主義をけん制 マクロン氏は人権も提起

会談した中国の習近平国家主席(左)とフランスのマクロン大統領=25日、パリ(AP=共同)

 【パリ共同】欧州歴訪中の中国の習近平国家主席は25日、パリでフランスのマクロン大統領と会談した。会談後の共同記者会見で双方は多国間主義を尊重すると強調し、単独主義的なトランプ米政権をけん制。マクロン氏は習氏に中国による不公正貿易や人権問題も提起したことを明らかにし、中国が国際社会から出ている懸念に耳を傾けるよう求めた。

 記者会見で習氏は「多国間主義を断固として遂行する」と主張。マクロン氏も「どんなに強い国でも一国で国際的なルールを再定義することはできない」と述べ、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」を離脱するなどした米国を暗に批判した。


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