ベネズエラで再び大停電 政権側は「攻撃受けた」と主張

25日、ベネズエラの首都カラカスで、停電した国際空港を利用する人々(ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】南米ベネズエラで25日、全国的な停電が発生した。同国全土では今月7日から約5日間にわたり、大規模な停電が発生したばかり。原因は不明だが、反米左翼マドゥロ政権は主要水力発電所のシステムが再び外部の攻撃を受けたと主張した。地元メディアが伝えた。

 カラカスなど首都圏の広範囲でも停電が起き、地下鉄が運行を停止したためバスによる振り替え輸送が行われ、市民が行列をつくった。マドゥロ大統領に対抗し、暫定大統領就任を宣言した野党連合出身のグアイド国会議長はツイッターで「政権は電気の供給を維持することすらできない」と批判した。


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