NYで被爆体験、差別を証言 投下直後の広島の様子など語る

24日、米ニューヨークで被爆体験を話す平田道正さん(共同)

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークで開かれた「ニューヨーク平和映画祭」で24日、広島で被爆した平田道正さん(83)が自身の体験を証言した。原爆投下直後の広島の様子や、その後も差別を恐れて被爆した事実を長年隠したことなどを紹介、約20人の聴衆は真剣に聞き入った。

 投下の瞬間、平田さんは屋内にいて大きな外傷はなかったが「皮膚が焼けただれた人々が水を求めながら歩いていたのを覚えている。川には多くの遺体が浮いていた」と振り返った。

 同映画祭は日本人の平和活動家らが毎年開催。今年は23〜24日に開かれた。


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