2019年3月25日 11:06 | 無料公開
ソウル東部地裁に出頭する韓国の金恩京前環境相=25日、ソウル(聯合=共同)
【ソウル共同】ソウル東部地裁は25日、韓国環境省傘下機関の人事に不当に介入した疑いが持たれている金恩京前環境相を出頭させ、検察が職権乱用容疑などで請求した逮捕状発付の是非について審査を始めた。文在寅政権の閣僚経験者への逮捕状請求は初めてで、発付されれば政権への打撃となる。
韓国メディアによると、金氏は朴槿恵前政権下で任命された傘下機関の役員らに辞表提出を促し、後任として大統領府が望む人物らを充てる人事に関与した疑いがある。対象となる役員の名簿を作成させた疑いも持たれており、韓国メディアは「環境省ブラックリスト疑惑」と報道している。