名門シカゴ響でスト2週間 労使交渉決裂、長期化も

ストライキ中の米シカゴ交響楽団員らが開いた記者会見に姿を見せた音楽監督のムーティ氏(中央)=12日、シカゴ(シカゴ・トリビューン提供、AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】世界最高峰のオーケストラの一つ、米シカゴ交響楽団で労使交渉が決裂し、楽団員が2週間にわたりストライキを実施している。24日の段階でも再開のめどは立たず、長期化する可能性がある。著名な指揮者バレンボイム氏やミュージシャンら、民主党のペロシ下院議長も楽団員への支持を表明し、注目を集めている。

 楽団員の組合は10日の公演後、ストに入った。シカゴ中心部の劇場前で連日抗議を続け、無料コンサートでファンらに理解を訴えている。楽団で音楽監督を務めるクラシック音楽界の巨匠ムーティ氏も「演奏者の側に立つ」と連帯する姿勢を示した。


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